2008年04月04日

燐票貼り混ぜ帳(ベートーヴェン) 売り切れ

お買い上げありがとうございました

昭和初期の燐票(マッチラベル)のコレクションスクラップブックです。120枚余りが黒い厚紙の台紙に糊付けされています。
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京都や大阪の飲食店のものが大半のようですが、中には東京や松山の店のものがあったり、活動写真や宝塚の演劇・百貨店や化粧品などの宣伝のものもあります。
08_090b.jpg

台紙・製本ともしっかりしており、燐票の色も綺麗に保存されていますが、残念ながら折角のコレクションを毟り取った痕がところどころ見受けられ、また一部破れているものもあります。表紙も喪われています。
08_090c.jpg

大きさ:A4変形判48ページ(厚さおよそ1.5cm強)

重さ:およそ470g


メモ書きも何もないので、どのような意図でレイアウトされているのか分かりませんが、必ずしも類似したものを分類したりはせず、かなり気儘に貼り付けているようです。
08_090d.jpg

この写真の右側のは、どうやらコクトーの「恐るべき子供たち」に東郷青児が挿し絵をつけた邦訳本の宣伝のもののようです。これは燐票としてはかなり変わり種ではないでしょうか(わたしがあんまり良く知らないだけかも知れませんが)。
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左側の「あぢ!かをり!さわやかさ!」と書かれた派手な赤い燐票は、恐らく大阪は千日前に今も健在の老舗「ブラジル珈琲店」のものではないかしらん。その右の緑色のもそうですね。
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下の方に見える「決死的サービス」のカフェーの燐票はどこからか剥がれたもののようです。その左の「矢尾政」の建物は昭和2年築で、現在は「東華采館」として四条大橋の西詰でほぼ当時の姿のまま異彩を放っています。
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デザイン性の高いものや、余り見かけない大判のものもあります。下の左側の2枚は、恐らく織田作之助の作品にも出て来る四条河原町のカステラの店「長崎屋」のものです。
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中に「1933年」「1935年」と書かれているものがありますので、昭和10年前後のものだろうと推察できますね。
08_090i.jpg
このスクラップブックも何枚か剥ぎ取られているのですが、1ページまるまるなくなってしまっているところもあります。ここにはどんな燐票があったのでしょう…今となっては知る術もありませんが。


posted by 黯ねこ at 16:26 | Comment(3) | TrackBack(0) | 絵画写真紙モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント(店主承認後に表示されます)
またもや 後ろ髪が…グイグイと…
う〜ん(-_-;
困ったぞ……f^_^;

Posted by カグラ at 2008年04月05日 05:15
>カグラさん

最近は燐寸をくださるお店もほとんどなくなりましたねぇ…改めて考えてみますと、現在ではこのような「只で貰えるのに意匠が素敵なもの」ってあんまりない気がします。

役割としては該当配布のポケットティッシュペーパーなどが近いと思うのですが、包装をとっておきたいと思わせるようなものにはほとんどお目にかかったことがありません。
Posted by くろねこ at 2008年04月05日 09:00
確かに 以前は 何処のお店にもありましたね。わざわざ買わなくても頂きモノで間に合うくらい…よくドラマであったような、“背広のポケットからキャバレーのマッチが…”みたいなのも 今ではあり得ないのでしょうね…私も古いなぁーf^_^;
「マッチ売りの少女」にも “マッチとは…”という解説が必要になるのでしょうか?

Posted by カグラ at 2008年04月06日 01:26
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