2009年11月27日

漆塗り木製飾りケース 7500円

恐らく昭和中期〜後期頃の、紅い漆塗りの飾りケースです。
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上面・全面・左右の側面と2枚の棚板が透きガラスになっています。棚板は外すことができます。底面の板は縮緬のような細かい横縞模様に仕上げられており、黒い漆で塗られています。木枠は塗りの剥げはあるものの、ご使用に支障のあるような緩みやがたつきはありません。
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裏蓋は倹飩蓋で、木枠の上に紙を被せ貼りにしてあり、ほぼ真ん中に金属製の把手がついています。本体裏側開口部の有効内径はおよそ35.5cm弱×38.5cmくらいです。
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大きさ:およそ40cm弱×22.5cm弱×43cm弱

重さ:およそ3.3kg

手入れ:石鹸でお湯洗い自然乾燥・水拭きの上木部荏油拭き上げ・ガラス乾拭き・裏蓋紙貼り替え

裏蓋は元は極厚口の和紙が貼られており、表側(内部側)には更にその上に銀色の紙が貼られていました。しかし、既に全体的にかなり破れていた上に、紙自体も劣化していて触るとぼろぼろと崩れて来る状態でしたので、諦めて全部剥がして内部の木枠を洗い、数日間に亙って充分に乾かした上でまず亜麻仁油紙を下地として製本用糊にて貼りました。更に、それが乾いてから表側に底面と風合いの似ている黒の「新だん紙」、裏側に桜散らし模様の墨色の「江戸小染はな」というファンシー紙をやはり製本用糊で貼り込んで仕上げました。
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木枠の漆塗りは紅い上塗りが全体的に剥げかけており、特に角の部分は下塗りも剥げ落ちて木地が出てしまっている部分があります。現状ではひどく浮いているところはないようです。
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ガラスはそれほど悪い状態ではなく、飾りケースとしては問題なくお使いになれるかと思いますが、全体的に細かい傷があり、木枠の入り隅の部分は汚れがこびりついています。棚板の内の1枚は裏側にしてある辺の中央附近に1箇所欠けがあります(やすりで滑らかにしてありますので触っても手を傷つける虞れはないかと思います)。側面のガラスには、僅かですが褐色の汚れのこびりつきが点々と見られます(青い円で囲んだ箇所)。
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posted by 黯ねこ at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 什器指物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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